日記なのか何なのか…気侭に語る
※記事内画像はクリックで拡大……される事もあるとかないとか。
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■ 2024/04/26
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■ 2011/07/09
突発SS【それはある】
FIVEのとあるキャラの過去話
前に消えてしまったキモイ人は修復不可能でした。
別のお話です。
(コメ下さったAWさん、ありがとう。そしてすみません。)
そして惨劇へ・・・
前に消えてしまったキモイ人は修復不可能でした。
別のお話です。
(コメ下さったAWさん、ありがとう。そしてすみません。)
そして惨劇へ・・・
*****************
【それはある】
僕の体の中にいるのは、いったいなあに?
僕の中に何かがある。
僕の中に何かがいる。
嫌いだった。
だから言ったんだ。
「オベリア先生なんていなくなっちゃえばいいのに。」
そうしたら次の日、オベリア先生の授業がなくなった。
昨日まで「王族として」とか「白金の髪の者として」とか、そんなことをしかめっ面で説いていたのに。
どうして先生の授業がなくなったのか、皆教えてくれなかった。
でも、僕は知っていたんだ。
「オベリア先生、死んじゃったの?」
周りの人達が驚いた表情で僕を見た。
誰が教えたのか・・・そんな事を言っている。
知っているよ。
僕は知っている。
いいや、違う。
僕は知ってしまったんだ。
僕の中にある。
僕の中にいる。
この力が・・・
そう、それがこの力を知った・・・自覚した最初の時。
私の力は幼稚な心が放った些細な望みさえ叶える、最悪の力だった。
これはお前の力だと皆が言う。
この得体の知れない力を、私だと褒め讃えるのだ。
こんな力を・・・
じゃあ そのちから ちょうだい
何かが私に話しかける。
ちょうだい ちょうだい
ちから ちょうだい
3つの粗末な腕輪
忘れ去られた神器
ちょうだい ちから ちょうだい
私は微笑む
「私の希望が叶えられなかったらね・・・あげるよ、この力。」
そう、私が私の望む世界を作り損ねたならば
食い尽くせばいい・・・この力を!!
「さあ、私の望む世界を作る為の第一歩だ。」
歩き出す、宝物庫を後にする。
光を受けた髪がキラリと白金色に輝いた。
まだ少年の顔をしたその面に笑みが浮かぶ。
美しい唇が歪む。
その表情さえ美しく。
しかし紡ぎ出す言葉は・・・
「邪魔なものは消してしまえばいい。」
【それはある】
僕の体の中にいるのは、いったいなあに?
僕の中に何かがある。
僕の中に何かがいる。
嫌いだった。
だから言ったんだ。
「オベリア先生なんていなくなっちゃえばいいのに。」
そうしたら次の日、オベリア先生の授業がなくなった。
昨日まで「王族として」とか「白金の髪の者として」とか、そんなことをしかめっ面で説いていたのに。
どうして先生の授業がなくなったのか、皆教えてくれなかった。
でも、僕は知っていたんだ。
「オベリア先生、死んじゃったの?」
周りの人達が驚いた表情で僕を見た。
誰が教えたのか・・・そんな事を言っている。
知っているよ。
僕は知っている。
いいや、違う。
僕は知ってしまったんだ。
僕の中にある。
僕の中にいる。
この力が・・・
そう、それがこの力を知った・・・自覚した最初の時。
私の力は幼稚な心が放った些細な望みさえ叶える、最悪の力だった。
これはお前の力だと皆が言う。
この得体の知れない力を、私だと褒め讃えるのだ。
こんな力を・・・
じゃあ そのちから ちょうだい
何かが私に話しかける。
ちょうだい ちょうだい
ちから ちょうだい
3つの粗末な腕輪
忘れ去られた神器
ちょうだい ちから ちょうだい
私は微笑む
「私の希望が叶えられなかったらね・・・あげるよ、この力。」
そう、私が私の望む世界を作り損ねたならば
食い尽くせばいい・・・この力を!!
「さあ、私の望む世界を作る為の第一歩だ。」
歩き出す、宝物庫を後にする。
光を受けた髪がキラリと白金色に輝いた。
まだ少年の顔をしたその面に笑みが浮かぶ。
美しい唇が歪む。
その表情さえ美しく。
しかし紡ぎ出す言葉は・・・
「邪魔なものは消してしまえばいい。」
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